第三弾となる今回の記事では2020年3 月20日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト『あつまれどうぶつの森』で筆者がようやく作り上げた島を紹介しようと思う。
※夢番地も公開していますので、実際に行って見てみてたいという方は夢見から島にお越しください。
夢番地:DA-7591-2407-8369
今年の7月30日のアップデート後に追加された。自宅内に置いたベッド(家具)に寝転ぶことでゆめみのいる世界に行くことができ、そこから世界中の夢番地を公開している島へ訪問することができる。また、夢番地を公開することで自分の島に遊びにきてもらうことも可能だ。
あつまれどうぶつの森
2001年4月14日に NINTENDO64で第一作目が発売されて以降、19年という長きに渡り人気が続いているどうぶつの森シリーズの最新作。(通称あつ森)
人間の主人公が村を開拓していき、家のローンを返済したりどうぶつと触れ合って仲良くなるという根本的なゲームシステムは過去作を通して変わらないのだが、今作は村でも街でもなく、無人島に移住して一から島を開拓するという過去作と比較すると最大級の自由度の高さとなっている。
今作の特徴の一つとして、自分で家具を作ることができるDIYという機能があるのだが、実際に家具を作るには素材とDIYレシピを集めなければならない。
特にレシピは全部で約595種類も存在し(アプデで増える可能性有り)集めるだけでも大変なのだが、季節限定や不特定な日に現れる訪問者からなどのもらえる条件があることに加えて、レシピが被ってしまうことも多々ある。
更にはたぬき商店で買える日替わりの家具にもカラーバリエーションが存在し、自分の島で買うことができるのは各1色のみ。
また、島の案内所に設置してあるATMから注文できるマイル家具も島ごとにその色が固定化されているので、たぬき商店の家具も同様に他の色の家具がほしい場合は他の人の島から調達してこなければならないという非常に手間のかかる仕様になっている。
(今作でも特定の家具の色や柄を変化させることができるリメイク機能はあるが、島ごとに固定化されている家具のカラーを変えることができない。本当に勘弁してほしい…)
このような今作独自の仕様によって、島の飾りつけをするよりレシピや家具を収集する方が遥かに時間を要するのも今作の特徴であり、やりこみ要素の一つである。(他にも手に入れた虫や魚を模型にすることもできる)
そんな訳で今年の4月頃から構想を練り始め、制作に約300時間を費やした筆者の島をそろそろ紹介していこうと思う。
どうぶつの森は一度だけ映画化されている。
シリーズ第四作目『おいでよどうぶつの森』が原作の2006年12月16日に公開された『劇場版 どうぶつの森』。 小栗旬が声優をつとめた『とたけけ』が夏祭りの夜にゲーム内楽曲『けけボッサ』を披露するシーンは当時の子ども達に強烈な印象を与えたらしい…
オホーツク島
コンセプトは『あったらいいなを詰め込んだもう一度訪れたくなる理想の島』
和風エリアもあれば洋風エリアもある。(謎もある)各エリアごとには自分なりにその場に適した様々な家具やモノで彩り、景観にも意識した作りになっているのでそこも楽しんでいただければ幸いだ。
※それでは長ったらしい前置きはここまでにして、ここからは島に観光に来た気分でご覧下さい
空港前
オホーツク島に降り立つとまず聞こえてくるのは
今作のテーマ曲である「みんなあつまれ」
ゲームのスタート画面でも流れるこの曲は今作から追加された新楽曲であり、まるで出迎えてくれているかのような賑やかさがあったので、観光客がまず耳にする空港前で流すことにしました
階段を上るとまっさき見えてくるのがお土産置き場
あつ森では家具やレシピの交換を他の島の人と頻繁にすることがあったので空港のすぐ近くに交換所があったら便利だと思い、このような広いスペースを設けることにしました
その隣には休憩スペース
到着時や出発前に一息つける場になっています
正面は案内所
土曜日にはとたけけの歌でリラックスしながらコーヒータイムを楽しめます
案内所周辺
案内所の周辺は階段や橋などがあり、隣接するまわりのエリアとの
境目になっているので移動しやすいように家具は少なめにしてありますが
少しでも印象を与えられるように存在感のある組み合わせで配置してあります
また、人通りが多い場所でもあるので活気が溢れるようにキャンプサイトも設置
色合いも華やかさを意識してみました
そして空港からも近いところにたぬき商店があるので
観光記念のお土産も買いに行きやすくしてあります
イメージは「遊び心のある昔ながらの商店」
その手前の砂浜には海の家っぽさが漂う屋台が出ています
たぬき商店の系列らしいです
映えスポットもあります
砂浜との境目に植えられた紫の花々が絶妙な存在感を放っています
釣りをしてもよし、サーフィンをしてもよし
ファイヤーピットもあるので砂浜でBBQもできちゃいます
そしてお土産置き場の手前に並んだビーチベッドで
さざ波を聴きながらゆっくりお昼寝
お次は赤い橋を渡って和風エリアへ
和風エリア
竹林が生い茂る和を意識したこのエリアは
島で一番落ち着ける場所になっています
日本家屋のような外観の民家が建ち並び
和を演出しています
竹並木を通ると聞こえてくる「けけだいみょう」
このエリアのBGMにはピッタリです
意外にも和風な見た目のゴメスの家と舞うゴメス
休憩スペースには風車を置いて島の風を感じやすくしてみました
海辺ではカニ達が縄張り争い
近くで見るとかなりリアルです
細道を抜けると、そびえ立つ五重塔が見えきます
海岸沿いの露天風呂
海に浮かぶ島々を眺めながらひとっぷろ
和風エリアはここまで
奥に進むと階段が、狛犬達が見守るその先は…
ミュージアムパーク
和から一転して化石や美術品などが並ぶ
神秘的な雰囲気が漂う場所…
周りには金のバラを植えたり、金鉱石を使用した星座家具を置いてみたりして
豪華なたたずまいに仕上げました
正面からは壮観な光景になるように配置してみました
厳かな感じもしつつ、どこか心が落ち着くような静けさもあります
ちなみに、ここから見上げると
チラッと顔を覗かせるUFOが神秘的さをプラスしてくれます
中央広場
島の真ん中にある大きな広場には別名があります
その名は…
『虹色広場』!!
全色の花を集めて
とにかく島で一番華やか&賑やかな場所がここです
個人的No.1お気に入り曲「ドライブ」を流して
気分をワクワクさせるようなスポットにしてみました
広場内の家具も色鮮やかなモノを選びました
遊び心も忘れてはいけません
みんなでワイワイ楽しめるようにスイッチも完備してあります
屋外でするゲームは
一味違ったおもしろさがありそうですね
これは島の撮影中に見つけた初ゲット
ここへ訪れた人にはワクワクするような出会いがあるかもしれません
海賊の入り江
広場からほど近い場所にある入り江には
海賊達の隠れ家があるようです
おや、仕立て屋の隣にはなにやら怪しげな看板が立っています
階段を下ってみると…
まるでアジトのようなその場所では
かつて海賊達が夜な夜な宴を開いていたそうな
筆者お気に入りのこの場所は
まさに理想のプライベートビーチ
BGMは「けけグルーヴ」
胸が高鳴る海賊達の夢の跡
洋風エリア
続いてはレンガ橋を渡って洋風エリアへGo‼
華やかで上品な街並みを意識して作ったこのエリアは
余計なものを置かず、整った造りにしてあります
果樹、低木、花々で飾り付けし、街の中にある緑を表現しました
海岸沿いに咲いた青いアネモネが夏を感じさせてくれます
生活感も残しつつ、スッキリしたレンガ道の中に
細かな装飾を施しました
ちななみに川沿いのこの道はカメハメハストリートといいます
そろそろおなかが空いてきましたね
シーサイド・ダイナー
おなかが空いてきたので
この島でオススメのお店を紹介します
海が望めるレストラン
島でとれた新鮮なシーフード、絶品スイーツもあります
豪華で解放感が溢れる店内では「けけボレロ」を聴きながら
優雅なひと時が味わえます
海岸沿いにはテラス席もご用意してあります
最高な空間で最高のお食事をお楽しみください
そして調理場もしっかり再現してあります
並んだ料理を見ていると食欲をそそられますね
厨房の中は戦場だったりします
食後の休憩スペースはこちら
バー「ロケット」
ダイナーに隣接しているバー「ロケット」
子供でも大人っぽい気分に浸れる遊べるバーになっています
まるでクラブのパーティーのように
DJノームがプレイする音楽に合わせていろんな楽器を演奏することができます
ビリヤード台にダーツボードも設置されているので
朝まで退屈知らずです
まだまだ紹介しきれていない場所がありますが、島紹介はここまでにします。
気になった方はぜひ、遊びに来てください。夢の中でお待ちしております。
夢番地:DA-7591-2407-8369
ちなみにこの島では謎解き企画が用意されています。島のどこかに『オカリナ』が隠されていますので、ぜひ自分の力で見つけてみてください。
尚、ヒントは案内所前の掲示板に書いてありますので、どうしても見つからなかった人は読んでみてください。
※発見者はTwitterにて#オホーツク島観光記をつけてツイートしていただければ筆者が巡回するかもしれません。
おわりに
こんな今だからこそあつ森のような癒やしが必要だ。
そう思い立ったのが梅雨入り前の頃だった。何が起こるかわからないのが人生だし、人は誰しも生きていれば疲れてしまうこともある。
だからせめてゲーム(夢)の中だけは色んなしがらみを忘れて楽しめたらいいな。そんな憩いの場を目指して島づくりが始まった。
現実では連日のように雨が降りしきる中、いざ作り始めてみると集めたい家具が多すぎて揃えるだけでも一苦労。
(レシピ集めも大変だった。特に季節限定、もう被らないでほしい…)
長いようであっという間だった日々が過ぎ、気がついたら梅雨が開けていた。
やまない雨がないようにたとえ辛く険しい道のりが続いていたとしても
必ずいつか終わりは来る。
おおげさに聞こえるかもしれないけれど、この島が今を乗り越える為の誰かの力になれたら本望だ。
いつかまた来る日常を願って…